ESETとは、スロバキアに本社を持つEset社が開発したセキュリティーソフトです。
日本での販売はキヤノンITソリューションズが担当しています。
Eset社が開発したNOD32アンチウイルスにファイヤーウォール機能、メール対策機能を追加した上位版として発売されました。
知名度としては大手ウイルスソフトに及びませんが、2005年に大手サイトがトロイの木馬型ウイルス(2種類)に感染し、HPが改ざんされた事件の際唯一どちらも検知したという事で一躍その名を知られるようになりました。
日経コンピューター誌の顧客満足度調査2014、2015、パートナー満足度調査2015で第1位を獲得するなど、近年ではユーザーの評価も非常に高くなってきています。
対応環境は幅広く、windowsはもちろん、mac、リナックス、アンドロイドまで様々な環境で利用する事が可能です。
現在は個人向けに、1台にインストールするパーソナル版、最大5台までマルチ対応が可能なファミリー版が、法人向けとしてサーバーセキュリティー用のエンドポイント版などが用意されています。
ESETが他のセキュリティーソフトと比べて優れている点としては、軽快な動作と検知力の高さを両立している事につきます。
検知力の高さをセールスポイントとするソフトは概ね動作が重くなりがちです。パソコンの性能によっては操作すらおぼつかない状況になる事も少なくありません。
逆に無料版に多いですが、軽快な動作が魅力のセキュリティーソフトは検知力に不安がある場合も多いです。
この2点をESETは非常に高いレベルで両立させています。
また特にファミリー版にいえることですが、非常に安価な価格も魅力の1つと言えます。ダウンロード版が6800円なのですが、3年契約でしかも5台までインストールが可能。
5台全て利用した場合、1台あたりの1年間の費用は500円を切ります。
私は無料ソフトであるアバストから乗り換えましたが、この位の費用でしたら多少払ってでも検知力という安全を取るという選択肢は十分考えられるでしょう。
単純に性能だけで考えるとノートン、無料ソフトではアバストなどがシェアが大きいですが、バランスの観点から言うと現状No1と言って良いセキュリティーソフトと言えます。
ウイルス検知の方法が他ソフトと異なるので、未知のPCウイルスも防いでくれる 「 ESET 」
デジカメ、プリンターで有名な【キャノン(Canon)】が販売元になっているウイルス対策ソフト。