ウイルス対策ソフトの詳細情報と種類について

ウイルス対策ソフトというのはその名の通り、コンピューターウイルスの感染を防いだり、コンピューターウイルスに感染もしくは侵入された場合の排除や駆除を行うソフトウェアのことです。

そんなウイルス対策ソフトには無料のものから有料のものまで様々にあります。無料のものにはキングソフトやアバストなどがあり、有料のものにはノートンやウイルスバスタークラウドといったようなものがあります。

ではそもそもコンピューターウイルスとはどのようなものを指すのかというと、悪意を持った誰かが作ったプログラムで、それに感染するとファイルを破壊されたりパソコンの動作をおかしくしたりと不具合を生じさせるもののことです。

コンピューターウイルスは自らコピーを作成するという性質を持っているものを指していましたが、近年ではスパイウェアも含めてユーザに不利益をもたらすものの総称としての意味合いに変化しました。

そんなコンピューターウイルスで誰でも一度は耳にしたことがあるというほど有名なものには、トロイの木馬というウイルスがあります。このウイルスは簡単に言うといつの間にか自分のパソコンに侵入し、第三者によって思いのままに操られてしまうものとなります。

他に時刻やその他システム上で特定の条件が満たされると発動するロジックボムやパソコン本体にトラブルを生じさせてしまうワームといったウイルスがあります。

そしてウイルスの感染経路には、インターネットを使っているだけで感染するネットワーク感染やメールを開くと同時にウイルスに感染するメール添付感染、ウイルスを埋め込まれたリンクやサイトからウイルスをダウンロードさせられてしまうウェブ感染などがあります。

こういったウイルス感染を防ぐにはとにかく怪しげなサイトには行かない、リンクやメールは開かないということです。

このようなウイルスを作ってしまう人のことをハッカーやクラッカーと呼びますが、そもそもハッカーとはコンピューターの技術が高い方を表します。

そしてクラッカーとは悪意を持って他人のコンピューターを攻撃する人のことを表します。

例えば勝手に他人のデータを盗んだりそれを書き換えたり、もっと酷いときには破壊行為を行ったりします。そのためハッカーとは決して悪い意味で使われるわけではなく、悪意を持ったクラッカーとは異なる存在です。

またソフトウェアの不具合やバグで本来なら他人が見ることのできない情報が見られてしまう欠陥のことをセキュリティホールと言います。

そしてセキュリティ対策ソフトというのはウイルス対策やファイアーホール機能を持ったもののことを言います。

それに対しウイルス対策ソフトはその名の通りウイルス対策ソフトであるため、セキュリティ対策ソフトの一部にウイルス対策ソフトが含まれているといった形になります。

他にアンチウイルスというのはコンピューターウイルスを検出し除去するもののことですが、これにはウイルスの特徴を持つファイルとコンピューター内でやりとりされているものとを比較して検出するパターンマッチング法や不振な振る舞いをするプログラムを検出するヒューリスティック法などがあります。

このようなウイルス対策ソフトを選ぶ場合、ソフトを入れると動作が重くなるといったこともあるので、パソコンを使う上でストレスの感じないよう動作の軽いソフトを選ぶと良いです。

またインターネットを使用する機会が多いのなら、多少価格は高くとも検出率の高いウイルス対策ソフトを選ぶほうが良いです。