様々なニュースが駆け巡る中でネット犯罪に関するニュースが非常に増えています。
特に最近では銀行口座から勝手にお金を奪う不正送金やクレジットカードの不正利用の被害件数が大幅に増加しています。
そのような被害に遭ってしまう原因として増加しているのが、コンピュータウイルスの感染です。コンピュータウイルスに感染してしまうと、知らない内にデータが盗まれて悪意のある人間の手に渡ってしまいます。
そこで有効となるのが、ウイルスの感染を未然に察知したり、感染した事をリアルタイムで知らせてくれる便利なウイルス対策ソフトです。
パソコンのウイルスは分かりやすく目に見えるものではなく、不正なデータという形でネット利用者のパソコンに勝手に忍び込んだり、企業のwebサイトに潜り込んだりします。
このように、ウイルスの感染についてはネット利用者は簡単に把握する事ができないので、専門的なウイルス対策ソフトが大いに役立ってくれます。
悲しいことに、ネットには悪意のある人物が数多く潜んでいます。ハッカーやクラッカーという単語を聞いた事がある方も多いかと思います。
ニュースでハッカーがウイルスを使ってサイトに不正侵入したというような報告がよく流れていますが、もともとハッカーはネットの知識が高度で優れた技術をもったネット利用者という意味でした。
本来はウイルスなどを使用して、webサイトの改ざん、データ破壊なを行う人の事をクラッカーといいます。クラッカーは善意なネット利用者とは真逆の存在、大変恐ろしい人物です。
あまりにもハッカーという言葉が独り歩きし過ぎた結果でハッカーが全て悪いと勘違いされていますが、実はクラッカーがネットの存在を脅かしているという事も理解しておくべきです。
パソコンのウイルスは複雑で何千、何万種類ものウイルスが存在します。
その中でも代表的で脅威的なのが、トロイの木馬ウイルスです。これはそのパソコンにウイルスとして侵入すると、パソコンを乗っ取ってしまいます。
恐ろしいことに、トロイの木馬を仕込んだ人間が遠隔操作で感染者のパソコンを起動させて、データを盗んだり、データを壊したりする事も簡単に実現可能です。
そんなウイルスに感染する可能性は少ないのではと考える方が多いのが実情ですが、そんな事は全くありません。
最近では普通のサイトにウイルスを仕込んで、見るだけで感染させてしまうという高度なウイルスが増加しています。こういった場面でもウイルス対策ソフトがあれば、危険なサイトだと教えてくれて、未然に役に立ってくれます。
でもどうやってそんなウイルスをwebサイトに仕込めるのかということです。
それはセキュリティホールが1つの要因です。
セキュリティホールはwebサイトの欠陥部分で、本来ならば鍵が閉められているはずが、サイト作成者のミスによって鍵が開いてしまっておりクラッカーがそこを狙って侵入を行います。
セキュリティホールのないwebサイト作りが企業には求められていますが、完璧なwebサイトの構築はとても難しいことで、企業は常にセキュリティホールに関して、最新の対策が求められています。
このようなことから、大切な点としては一般的なネット利用者はウイルス感染を防ぐためにウイルス対策ソフトを導入すること、webサイトを管理している企業側はセキュリティ対策ソフトを導入することが非常に重要です。
それを怠ってしまうと、ネット利用者はウイルス感染によって自分のデータが流出し、メールの履歴から銀行口座やパスワードが盗み出されて、不正送金されてしまう事もあります。
セキュリティホールを突かれてサイトをクラックされてしまった企業は、流出させてはいけない顧客情報や社外秘の重要なデータをクラッカーに盗み取られたりしてしまいます。
ウイルス対策ソフトには、高度な技術が取り入れられており、取得したデータにウイルスのデータと合致する点があるかを確認するパターンマッチング手法、ウイルスが行動するパターンを把握して察知するヒューリスティック手法、リアルタイムにウイルスの動作を見つけて、防御するジェネリック手法などが備わっています。
ウイルス対策ソフトは、有料のタイプでは世界的に有名なシマンテック社のノートンアンチウイルスや国内での販売実績が高いトレンドマイクロ社のウイルスバスターなどが販売されています。
無料のウイルス対策ソフトをお探しの方には、実際に利用したユーザから高評価を得ているAVG社のAVG AntiVirus FREEやファイアーウォール機能も備わっているAvira社のAvira Free Antivirusなどがあります。
これを気にウイルス対策ソフトを導入しようとお考えの方は、まずは製品の試用版を利用して、お使いのパソコンとの相性が問題ないかを確認してみる事を推奨します。
ウイルス対策ソフトの導入によって、検知プログラムが働くのでパソコンやネットの動作が重くなったりする可能性が多少ありますが、ウイルスの被害に合わないためにもその点は許容する事が大事です。
いろんなサービスがネットで実現できるとても便利な時代になりました。もはやネットがなければ生活できない時代になっていうのかもしれません。
それに比例して個人で利用するサイトの数、IDやパスワードが増加し、ウイルス感染の格好の餌食になっているのも事実です。
ウイルス感染は他人事とは考えずに、ウイルス対策ソフトを利用して防御をしっかり取ることが非常に重要です。
ユーザーからの信頼性が高く、常に最新のウイルス対策プログラムを配布してくれるウイルス対策ソフトを選ぶことをおすすめします。
ウイルス検知の方法が他ソフトと異なるので、未知のPCウイルスも防いでくれる 「 ESET 」
デジカメ、プリンターで有名な【キャノン(Canon)】が販売元になっているウイルス対策ソフト。