ESETは、スロバキアのソフトウェア企業が開発したセキュリティソフトであり、アンチウイルスソフトとして知られる「NOD32アンチウイルス」に、ファイアウォールや迷惑メール対策を追加したものです。
esetは、日本ではキヤノンITソリューションズが販売やサポートを担当しています。
NOD32アンチウイルスは販売から25年以上の歴史を持ち、検出力の高さが評判になっていましたが、インターネットの高速化や技術の進歩に伴う様々なリスクに対応するため、2007年に総合的なセキュリティ機能を持つESET Smart Securityを発売しました。
これまでにイギリスの研究機関であるVirus Bulletinによる「ウイルス検出率100%アワード」を60回以上受賞しているほか、オーストリアでも新種・亜種ウイルスの検出テストで最高評価を受けています。
ESETは個人向けに1台だけインストールできる「パーソナルセキュリティ」と、家族や友人、恋人など最大5台までインストールできる「ファミリーセキュリティ」の2種類が販売されており、それぞれ、1年版と3年版があります。
OSはWindows、Mac、Androidに対応しており、特にWindowsでは、他のセキュリティソフトではサポートから外れつつあるXPから最新の8.1まで、幅広くサポートしています。
ESETが他のセキュリティソフトよりも圧倒的に優れているのは、動作の軽さです。
他のソフトはバックグラウンドで監視や、ウイルスパターンのアップデートを行う際に、CPUやメモリを独占して、一時的にフリーズしたりパソコンの動きが重くなるなど、他の作業に支障が出るものです。
ESETはどちらも最小限に抑えることで、動作を意識させることなくパソコンの保護を行ってくれます。
モバイルパソコンのように、持ち運ぶためにCPUやメモリに制限がある環境では、その効果が最大限に発揮されることでしょう。
一方で、ノートンやウイルスバスター、マカフィーといった大手企業のセキュリティソフトが備えているWebサイトの安全評価や、ID・PWの管理、個人情報の不正送信防止といった機能は付いていないので、ある程度知識があって、リスクを自分で管理できるユーザー向けのソフトと言えます。
ウイルス検知の方法が他ソフトと異なるので、未知のPCウイルスも防いでくれる 「 ESET 」
デジカメ、プリンターで有名な【キャノン(Canon)】が販売元になっているウイルス対策ソフト。